2009年末から 2010年初めにかけて Google などソフトウェア関連の大企業に対するサイバー攻撃が発生しました。この攻撃に使われた不正プログラムが「HYDRAQ(別名:Aurora)」です。「HYDRAQ」は、狙った大企業から貴重な企業情報を収集する機能を備えていたことから、大きな注目を浴びることとなりました。
「SINOWAL(別名:MEBROOT)」は、通常、システムの深部に感染し OS が起動する前に読み込まれるため、検出および削除が困難です。また、この不正プログラムが感染した PC で構築されるボットネットは、Windows OS を再インストールしても削除されないルートキットを利用。そして、スパム配信を実行するのです。世界各国で配信されるスパムボットの大半は、この不正プログラムに関連するボットネットが関与していると言われています。