博報堂は、全国の20~60代の男女400人を対象に「スマートグリッドに関する生活者調査」を実施し、その結果をまとめた。 今回の調査結果では「スマートグリッド」についての認知は36.7%にとどまり、依然として半数以上が「知らない」と回答した。ただ、男性の30~50代は半数近くが「知っている」と回答した。 「スマートグリッド」についての説明をした上で質問をしてみると、77.3%が「魅力的」と回答、環境意識の高まりを示す結果となった。 「投資をしてでもスマートグリッドを実現すべきか」については、「賛成」が51.1%と半数で、「スマートグリッド」への理解や認知が高いほど、「投資に賛成」という傾向が強い。スマートグリッドについての認知・理解向上が今後、一般消費者に理解され、浸透するために重要であることが明らかになった。 さらに「今、スマートグリッドが進んでいると思う国」の質問では「アメリカ」がトップで、欧州各国が並んだ。「10年後に、最も進んでいる国」のトップは「日本」となった。 このほか、創エネ、新エネ関連の商品やサービスで認知率が9割以上のものは「電気自動車」「風力発電」「ハイブリッドカー」「太陽光発電」で、今後所有意向が高いのは「LED照明」「太陽光発電」「ハイブリッドカー」となった。