電気自動車(EV)の米ベンチャー、テスラモーターズのイーロン・マスクCEOは12日、東京でトヨタ自動車の豊田章男社長とともに記者会見し、EVの将来などについて言及した。マスクCEOは、エネルギーや環境面の制約から「現行の自動車が持続可能とはいえないのは明らか」と指摘したうえで、「長期的に見れば、自動車業界は完全に電気(エネルギー利用)に移行する」と語った。また、「テスラは全面的にEVに集中する。今はニッチだけれどEVは必ず主流になる」と、展望した。一方で、マスクCEOは「問題はそれがいつになるか。私どもは、できるだけ早い時期にと望んでいる」と述べ、本格的なEV時代の到来については現段階では不透明との見方を示した。