米マイクロソフト(Microsoft)と米フェースブック(Facebook)は13日(現地時間)、検索エンジン「Bing」とSNS「Facebook」の提携拡大を発表した。これによりBingの検索結果に、ユーザーのFacebook上のソーシャルデータを反映することが可能となる。 まずFacebook上でつながりのあるユーザーが「Like!」(いいね!)をした対象が、Bingの検索結果に反映されるようになる。たとえばサンフランシスコでステーキのレストランを探すために、「san francisco steakhouse」と入力・検索すると、通常の検索結果の下に、Facebook上の友人が「Like!」をしたステーキレストランとそのユーザーのユーザー名が表示されるというもの。 また「Facebook Profile Results」により、人物検索の精度も高めたとしている。マイクロソフトは一例として、高校の同級生「Brian Lee」を検索する場合をあげている。通常の検索では、同姓同名のスポーツ選手や俳優などの著名人が検索結果に表示されるが、Facebookのソーシャルデータを組み合わせることにより、Facebook上の「Brian Lee」が、ユーザーとつながりの近い順に表示される。さらに検索結果画面から、表示されたFacebookのユーザーを友人に追加したり、メッセージを送信することもできる。 さらにユーザーのプライバシーの問題にも配慮したとし、Bing検索を利用する際、最初の5回までは、Facebookのデータを利用した検索の利用有無を尋ねる通知が表示される。機能の対象も、プロファイルで18歳以上のユーザーに限定している。また検索内容が他のFacebookユーザーに公開されることはないという。これらの機能は米国にて本日より公開される。