NTTドコモとパイオニアが協業でスマートフォン対応を目指す「ドコモ ドライブネット」のターゲットユーザーは「ドコモのスマートフォンを有し、カーナビ機能を求める人たち」だ。ドコモは来年に向け、スマートフォンのラインナップ拡充を図る。 パイオニアはCEATECで行われた発表会で「カーナビ市場に大幅な成長は期待できないが、スマートフォン市場は今後も伸びが期待できる」とコメント。ドコモは「今年度はスマートフォンだけで100万台の販売を見込んでいるが、来期はこれが200から300万台になるだろう」としている。 スマートフォンをカーナビとして使うユーザーはこのうち一部と考えられているが、パイオニアは「本格的なナビ機能を求める人はPNDやフルナビに向かうと考えられる。スマートフォンを所有し、簡易なナビ機能でよい、スマートフォンをもっと活用したいという人がこれを使うのではないか」とする。このため、PNDやフルナビの市場をカニバリーすることはないと考えているようだ。