パナソニックは5日、ヤフーが提供するインターネットオークションサービス「Yahoo!オークション」に対応した薄型テレビを同社と共同開発したと発表。2011年春の実用化を予定する。 パナソニックでは、LAN経由でインターネットサービスを利用できる「テレビでネット機能」を同社製テレビに搭載しているが、今回は同機能を拡張したもの。ヤフーとの協業で、画面デザインや操作性の追求、課金システムのあり方など、Yahoo!オークションをテレビで快適に楽しむための機能・サービスの検証を重ねた。来春の実用化を目指すという。 今回の開発品は、同日から10月9日まで幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2010」に参考出展している。同出展品には、Yahoo!オークションのほかにも、「X BRAND」(ヤフー提供)や「ビューン」(ビューン提供)、「東京カレンダーEXTRA」(ACCESS提供)など、ファッション・グルメ・ビューティーをはじめ幅広いジャンルのテレビ版電子雑誌閲覧機能も搭載する。 また同社では、「楽天市場」などのネットビジネスを展開する楽天と、テレビ向け電子商取引(Eコマース)となる「Tコマース」の実用化を視野に共同研究を進めることで合意した。