文部科学省は19日、プログラミングの概念を楽しく理解できる啓発サイト「プログラミン」を正式公開した。 「プログラミン」は、文字どおりプログラミングをモチーフとしたプチ開発環境と言えるサイトになっている。「子どもたちに創ることの楽しさと、方法論を提供することを目的とした、ウェブサイト」とのことで、具体的には、画面内のイラストに、「右に動く」「音を鳴らす」「○○としゃべる」など、一つずつ命令を与え、それを積み重ねることで、自在に動かせる。 「自分で何かを作れるということ。そのためには具体的な手順を考え、ひとつずつ実行していく必要があること。プログラムという人工言語は、そういったことに気づき、理解するためのツールとして非常に有効です」とし、子どもたちが自発的に触れ、楽しみながらルールを発見していくことができるよう、設計されているとのこと。保護者とともに、子どもが実際に触って、楽しみながら創造性を高めることができるサイトとなっている。 操作はマウスのドラッグ&ドロップで簡単に行え、利用できる命令はPDFの一覧表が用意されるなど、非常に使いやすく分かりやすい内容だ。絵同士のぶつかり判定やキー入力もできるので、ちょっとしたゲームなども、がんばれば作成できそうだ。またサンプルプログラムも用意されている。作成したプログラムは保存可能なほか、一般に公開することもできる。 サイトではプログラミン本体のほか、スーパーコンピュータのプログラマーへのインタビューなども掲載されている。