キヤノンは12日、新たなオンラインフォトサービスとして「PHOTOPRESSO(フォトプレッソ)」を発表。23日からサービスを開始する。 同サービスは、webサイト上でオリジナルフォトブックの作成、公開、および印刷や配送までを提供するというもの。同社では、デジタルカメラなどで撮影した画像の新たな楽しみ方を提案する「新コンセプトのwebフォトサービス」として位置づけている。 webサイト「PHOTOPRESSO(フォトプレッソ)」上で、あらかじめ用意された装丁やレイアウトを選択し、自分だけの作品を出版する感覚を体験できるのが特長。同サイトでは、フォトブックの作成のみならず、ギャラリーでのフォトブックの公開なども行なえるとしている。 フォトブックのサイズはB6判(縦182×横128mm)で、40ページ(編集ページは36ページ)~204ページ(編集ページは200ページ)まで作成可能。1冊単位で注文が可能で、1冊単価は最小の40ページが1,700円、最大の204ページが5,800円。2ページ単位でページを増やすことができ、2ページ増えるごとに1冊単価が50円上がる仕組み。 表紙タイプに「ダイナミック」、「レギュラー」、「シンプル」の3種類を設けたほか、帯や見返しペーパーなども用意。ページテンプレートも豊富にそろえ、フォント(書体)はゴシック/明朝の2種類で、写真の大きさを加工して文章を追加するなどの編集も可能だ。キヤノン製のデジタル商業印刷機「imagePRESS(イメージプレス)C7000VP」で印刷し、指定先に配送するとのこと。 同サービスは、2010年内はキヤノン製品ユーザー対象の登録制サイト「CANON iMAGE GATEWAY」会員のみとなるが、会員以外にもサービスを広げていく見込み。また、海外においても展開していく予定だという。