まさにPK戦の残酷さを見せつけられた。ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦、日本対パラグアイ戦が29日深夜行われ、PK戦の結果、3人目の駒野が外し日本は敗退した。 日本対パラグアイ戦はともに決定機を得点に結びつけられず、0対0のままPK戦へと突入した。パラグアイの選手が全員決めたなか、日本は3人目の駒野がクロスバーに叩きつけ、ボールは上方に逸れていった。敗退が決まったあと、ピッチ上で目を真っ赤にした松井が駒野を慰めている姿が涙を誘った。 PK戦は残酷だ。誰かがゴールを外し、勝負を決定しなければならない。それが自国の選手でないことを願うしかない。今回はたまたま駒野にその“役割”が与えられてしまった。過去のW杯でもPK戦は多くのドラマを生んでいる。前回ドイツ大会では、決勝戦イタリア対フランスがPK戦にもつれ込んだ。フランスはトレセゲが外し、イタリアが優勝した。また、94年アメリカ大会の決勝ブラジル対イタリアでは、当時のイタリアのエース、バッジョと守りの要であったバレージが外し、ブラジルが優勝した。バッジョは「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」、「PKを決めても誰も覚えていないが、外したら誰もが忘れない」 とPKに関する言葉も残している。 FIFA公式サイトの日本対パラグアイ戦の写真もPK戦のものばかり。駒野が外したシーン、そしてその駒野をチームメイトが慰めるシーンもある。結果は残念だったが、W杯前には想像もできないような盛り上がりを見せたのは、やはり日本代表がおおいに健闘したからだ。ベスト16の結果を残し、日本代表のW杯が終わった。
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