フィギュアスケート男子フリーが行われ、日本期待の高橋大輔が銅メダルを獲得した。序盤の4回転ジャンプで転倒した以外は会心の滑りで、日本に男子フィギュアでは初となるメダルをもたらした。 ショートプログラム(SP)で自己最高となる90.25点をマークし3位につけていた高橋大輔。SP1位のプルシェンコは90.85点、2位ライサチェクが90.30点と上位3人は得点にほとんど差がない大接戦となり、今日のフリーにすべてがかかる展開となっていた。そんな中高橋は果敢にも4回転ジャンプに挑戦。惜しくも転倒してしまったが、その後立て直し観客を魅了する演技を見せる。得点は156.98点で、SPと合わせ247.23点。完璧な滑りを見せたライサチェクの257.67点、SP1位のプルシェンコの256.36点に続き3位となり、男子フィギュアスケートでは日本初となる銅メダルを獲得した。高橋は「メダルが決まった瞬間は泣いてしまった」とほっとした表情を見せていた。 SPで4位の84.85点をマークし、こちらもメダルの期待がかかった織田信成は演技途中でスケート靴の紐が切れるアクシデント。一度演技を中断したものの最後まで滑りきり153.69点(合計238.54点)で7位に入賞。SP8位(79.59点)の小塚崇彦も4回転ジャンプを見事に成功させて151.60点を獲得、合計231.19点で8位入賞を果たしている