「2009年読んだ本ランキング」で1位となったのは、村上春樹「1Q84 BOOK 1」。品切れ店続出がニュースになるなど社会現象となった。2位は森見 登美彦「夜は短し歩けよ乙女」、3位に村上春樹「1Q84 BOOK 2」が入り、以下4位湊かなえ「告白」、5位伊坂幸太郎「重力ピエロ」、6位伊坂幸太郎「終末のフール」と続く。村上春樹のトップは予想通りとして、伊坂幸太郎が5位、6位のほか、11位「グラスホッパー」、12位「死神の精度」、13位「オーデュボンの祈り」、15位「ラッシュライフ」、16位「アヒルと鴨のコインロッカー」、18位「ゴールデンスランバー」、19位「陽気なギャングが地球を回す」とベスト20のなかに9冊も入っているのが目立つ。村上春樹の陰に隠れがちだが、実は2009年は伊坂幸太郎の年だったのではと思える。