マンガがアニメ化・実写化される場合、これらの作品はどのような印象を持たれているのだろうか。アイシェアがネットユーザーに意識調査を実施し、20代から40代の男女531名の回答を集計した。 自分の好きなマンガがアニメ化されたことが「ある」人は、回答者全体の66.3%。そのうち、アニメ化決定を知って『嬉しかった(「とても嬉しかった」「少し嬉しかった」の合計)』と回答したのは56.3%。女性(50.0%)より男性(60.7%)のほうが高い数値に。また、実際に好きなマンガがアニメ化されたものを見たことが「ある」人は94.9%にものぼった。 次に全員に、アニメではじめて見て「おもしろい」と感じた作品の原作が、実はマンガだったと後で知ったことがあるか聞いてみた。「ある」と回答したのは52.7%で、過半数を超えている。同様にテレビドラマや映画(実写)についても聞いてみたところ、全体の53.7%が「ある」と回答。アニメ化とほぼ同じ割合になった。 マンガがアニメ化されること自体については、『賛成』としたのは「とても賛成(15.4%)」「どちらかというと賛成(52.9%)」を合わせた68.4%。理由では、「違う角度から楽しめる」「動画として見たい」「ファンが増える」など。逆に『反対』の理由では、「声のイメージがかなり違うものがある」「マンガの世界観がアニメでは伝わりにくい」などの声が多く挙げられた。 マンガが実写化されることについては、『賛成』と答えたのは「とても賛成(4.7%)」と「どちらかというと賛成(30.5%)」の合計35.2%。アニメ化『賛成』派の約半数に留まった。『賛成』の理由では、「キャスティングが楽しめる」「まったく違ったおもしろさがある」「広く知ってもらうきっかけになる」といった声があった。一方『反対』の理由では、「配役に違和感があることが多い」「原作イメージを大事にしてくれないことが多い」「実写では表現に限界がある」などが多く挙がっている。アニメ化はともかく、実写化には抵抗のある人が少なくないようだ。