富士通は20日、企業内データセンターにおけるアプリケーションの変更作業を自動化するソフトウェア「Systemwalker IT Change Manager」の販売を開始した。
「Systemwalker IT Change Manager」は、大量のサーバやアプリケーションを運用する企業内データセンター向けに、複雑化するサーバやアプリケーションの構成を自動的に収集し、同社の「Interstage」、マイクロソフトの「.NET」など、実行環境に応じたアプリケーションの適用を自動化する製品。アプリケーションの変更に伴う作業申請と承認、作業結果などが、運用ルールに従って本番環境で動作していることを確実にし、システムの安定稼働を実現する。アプリケーション実行環境としては、IBM社「WebSphere」やオラクル社「Oracle WebLogic」などへも、今後順次対応していくとのこと。
「Systemwalker IT Change Manager」では、開発部門から受け渡されたファイルの原本や適用されたファイルの更新日時、サイズ、Finger Printを、ワークフローによる申請や承認の履歴とともに保存する。保存した情報と本番環境を定期的に比較することで、未承認の変更を検出可能。未承認の変更を検出した場合は、検証した上で承認する、または変更前の環境に戻すことが可能。
Systemwalker IT Change Manager V14gの価格は、プロセッサライセンス(マネージャー用)が150万円より、プロセッサライセンス(エージェント用)が10万円より。2009年10月下旬より出荷を開始する。
※[お詫びと訂正]初出時の記述において一部誤りがございました。 ・4段落目末尾の【「Systemwalker IT Change Manager」は、】を削除 ここに訂正するとともに、お詫び申し上げます。
《冨岡晶》