CEATECは「最先端IT・エレクトロニクス総合展」という副題がついている。日ごろユーザーには馴染みのない電子デバイスから携帯電話、PCやデジタル家電などが展示のメインとなるが、それだけでも幅広いジャンルとなり、ブースのバリエーションも豊富といえる。 コンシューマ機器での今年の注目は、家電メーカー各社による3D映像技術だろう。ディスプレイだけでなく、3D映像を撮影するための機材やソリューションまでを手がける企業もあり、どのブースでも大画面の3Dディスプレイのデモや視聴には長蛇の列がつくられている。 そんななか、展示のバリエーションに目を向けてピックアップしたものを紹介したい。 まず、お掃除ロボで有名なiRobotでは、米国でしか販売していない雨どい掃除ロボやプールの掃除ロボなどが展示してあった。雨どい掃除ロボは、軒の雨どいにクローラのついた本体を乗せると、自走しながら雨どいの枯れ葉やゴミを掻き出してくれるというもの。 タイコ エレクトロニクスグループのブースでは、リニアモーターカーのレールが敷かれ、一人乗りのリニアカーに試乗できる。このリニアカーは超電導タイプではないが、ソーラー発電を利用したものだ。 自治体が産業振興などを目的に出展しているコーナーでは奈良県が出展しており、せんとくんがいた。頼めば記念撮影をしてくれるかもしれない。