日本テラデータは8日、最新のTeradataデータベース「Teradata 13.0」と、データロード/接続ツール/管理ツールなど各種基本ユーティリティを組み合わせた「Teradata Tools and Utilities 13.0」をバンドルしたソフトウェア製品である「Teradata Data Mart Edition」の販売を開始した。
従来Teradataでは、ソフトウェアとハードウェアを一体化して販売していたが、「Data Mart Edition」は初のソフトウェア単体製品となる。Teradata社製のプラットフォーム・ファミリーで提供される機能と同等のデータベース機能が利用可能。標準的なインテルXeonチップを搭載したSMPサーバにインストールして利用することが可能なため、企業内の既存サーバ資産を活用して、安価にデータウェアハウス(DWH)の導入検証やアプリケーション開発およびテストを行うことができる見込みだ。また、すでにTeradata社製のサーバでデータウェアハウスを導入している企業でも、アプリケーションやクエリーのテスト・開発用として活用できる。
Data Mart Editionは金融、流通、通信、製造業などを中心に販売し、DVDメディアでの提供となる。コアライセンスで提供され、CPU1コア当たりの価格は360万円(税別)。最大4コアまでサポートし、Microsoft Windows Server 2003 64bit版か、Novell SUSE Linux Enterprise Server 9または10の64bit版で利用可能。
《冨岡晶》