富士フイルムは、デジタルカメラ「FinePix S200EXR」を9月5日から発売。価格はオープンで、予想実売価格は60,000円前後。 同製品は、光学14.3倍ロングズーム搭載モデル。人の眼のメカニズムに近づけた「スーパーCCDハニカムEXR」、高解像度の「フジノンレンズ」、画像処理エンジン「リアルフォトエンジンEXR」が三位一体となったことで、FinePix最高峰画質をうたう。 「EXR優先モード」を搭載し、3つの撮像方式を設定可能。「高感度・低ノイズ優先モード」では最高感度をISO1600とし、これまで以上にノイズを抑えながら解像度を損なわない、はっきりとした高感度撮影が可能。「ダイナミックレンジ優先モード」では、明暗差の大きな状況においても白とび/黒つぶれを低減する。「高解像度優先モード」では有効画素数1,200万画素の威力を活かし、より繊細な描写ができるという。 「EXR AUTO」機能では、カメラを被写体に向けるだけで「人物」、「風景」、「夜景」、「マクロ」、「逆光&人物」、「夜景&人物」の6シーンを自動的に判別。加えて上記EXR優先モード3パターンの中から状況に応じて最適画質を自動設定する。 手ブレ補正にはレンズシフト方式を採用し、超高感度との併用によりロングズームでもブレを軽減。最短で約1cmまで近寄れるスーパーマクロ撮影機能も搭載している。また、1回のシャッターでピント位置を変えて自動連写し、カメラが自動で主要な被写体と背景を判断することで、背景のぼかしを強調する「ぼかしコントロール機能」が装備された。 そのほか、1回の撮影で最高感度ISO1600の画像を4枚連写し、撮影した4枚をカメラ内で1枚に合成することにより、暗所撮影時のノイズを低減する「連写重ね撮り」、マクロ撮影時も自然な明るさを保持する「スーパーiフラッシュ」といった機能も備えた。 おもな仕様は以下のとおり。●FinePix S200EXR・有効画素数:1,200万画素・撮像素子:1/1.6型スーパーCCDハニカムEXR・焦点距離:f=7.1〜101.5mm(35mm判換算で30.5〜436mm)・F値:F2.8(広角)〜F5.3(望遠)・光学ズーム:14.3倍・手ブレ軽減機能:レンズシフト方式・撮影感度:AUTO、ISO100/200/400/800/1600/3200/6400/12800(標準出力感度) ・液晶ディスプレイ:2.7型・静止画ファイル保存形式:JPEG、CCD-RAW(RAF独自フォーマット)・動画ファイル保存形式:AVI・音声ファイル保存形式:WAV・内蔵フラッシュメモリ:約47MB・外部対応メディア:SD/SDHCカード・インターフェース:USB2.0 /AV・本体サイズ:幅134.4×高さ93.6×奥行き145mm・重さ:約870g(バッテリ/SDカード含む)・付属品:充電式バッテリ/バッテリチャージャー/ストラップ/レンズフード/専用USBケーブル/専用A/Vケーブル/CD-ROM(画像ビュアーソフト収録)など