この調査によると、アドネットワークの最大の特徴である複数の媒体での重複接触が重要な要素であることが判明し、さらに、広告主の商材と生活者の興味・関心がマッチした場合にタイミングよく表示される「ターゲティング広告」(ADJUSTの行動ターゲティング型広告やコンテンツマッチ型広告)が顧客の獲得効率を向上させる上で有効であることが実証されたという。ADJUSTで配信した広告に接触したインターネットユーザーが、広告主サイトに訪れるトラフィック(顧客誘導)効果をクリックとポスト・インプレッションで比較すると、クリックによる流入が8.9%であったのに対し、ポスト・インプレッションによる流入は91.1%にのぼり、約10倍の効果があったことが判明した。また広告主の商品と親和性が高い専門サイトに掲載される広告やユーザーの興味・関心がマッチしている際にタイミングよく表示される広告は、VTR(View Through Rate、後訪問率)が高いことが判明した。そして生活情報サイト単一での接触ユーザーを基準にVTRを比較すると、他のサイトと重複して接触したユーザーのほうが、さらにVTRが向上していることが判明したという。