CRI・ミドルウェアは30日、米アップル社の「iPhone 3GS」を全社員および内定者全員(50余名)に配付すると発表した。 CRI・ミドルウェアは、家庭用・業務用・携帯型ゲームの開発者に、各種ツール&ミドルウェア(総称:CRIWARE)を提供している。iPhone/iPod touchにおいては、アプリ開発者に向けて、音声や映像、ファイル圧縮などのミドルウェアを提供中。また、iPhone/iPod touch向けアプリのプロデュース業務や開発支援、各種プロモーション支援、ビジネスマッチングなども展開しており、モバイル市場向けに、新ブランド「CRIWARE mobile」を立ち上げている。 一方、iPhone/iPod touchの出荷台数は全世界で4000万台を超え、また、App Storeの登録アプリ数は5万以上、そのダウンロード数はすでに10億を突破したことが発表されている。同社では、こうした流れに対応し、iPhone/SmartPhone市場への取り組みを強力に推進するため、今回の配布に踏み切ったという。 CRI・ミドルウェア 代表取締役社長の鈴木久司氏は「今回の『iPhone 3GS』の全社的な導入は、まさに今、世界規模で爆発的に拡大しつつあるSmartPhone市場への取り組みを全社規模で推進するものです。開発担当者に限らず全社員が「iPhone 3GS」を日常的に使用することで、アプリ開発者の視点はもとより、最終顧客であるユーザー視点に立ったツール・ミドルウェアの製品開発が可能になると考えます」とのコメントを寄せている。