今回NI+Cにて構築されたクラウド・コンピューティング基盤には、「IBM System z」、「IBM Power Systems」「IBM System x」「IBM BladeCenter」「IBM System Storage」といったIBMシステム製品全プラットフォームと、クラウド環境の構成、導入を自動実行することのできる製品「Tivoli Provisioning Manager」が採用された。NI+Cは、クラウドコンピューティング・センターを活用して、SaaS(Software as a Service)やPaaS(Platform as a Service)などの企業向けクラウド・コンピューティング・サービスを顧客に提供する計画だ。
あわせて同日NTTコミュニケーションズは、NI+Cのクラウドコンピューティング・センターをベースとする企業向けクラウドコンピューティング・サービスにて、NTT ComのSaaS基盤サービス「BizCITY for SaaS Provider」と連携することで、VPNをアクセス回線として利用したクラウドコンピューティング環境を提供すると発表した。具体的なサービス展開の第1弾として、SaaSによる「ドキュメント管理サービス」と、PaaSによる「開発環境提供サービス」を8月より提供開始する予定とのこと。