クウジットとワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)は22日、ユーザの位置に連動した情報配信を行うプラットフォームを共同開発したと発表した。 今回開発された位置情報提供技術は、Wi2の次世代ワイヤレス・プラットフォーム「Wi2 Engine」の機能の一部を成すもので、無線LAN電波で現在位置を推定する技術「PlaceEngine」や位置情報を活用したアプリケーションの技術提供をクウジットが行った。 第一弾は、丸の内シャトルバスがリアルタイムにどこを走っているかがすぐにわかる「Wi2バス案内」。GPSに加えクウジットの提供する「PlaceEngine」を用いて、バスの現在位置をリモートで把握可能となっている。高層ビルが集積した都市部では、GPS衛星が正しく捕捉できないエリアも多く、「PlaceEngine」技術がGPSを補う形でハイブリッド測位を実現した。また、Wi2の丸の内エリア位置情報連動サービスにおいて、クウジットはWi2アクセスポイントの位置情報に応じた情報を提供する仕組みとユーザ・インターフェイスを提供した。 今後も両社では、いっそうの連携を図り、Wi2のエリア・イノベーション事業におけるプラットフォーム構築に加え、プラットフォームを活用したビジネスの展開についても共同で検討を行っていくとのこと。