こんにちは、編集部の中川です。前回からレポートしている日本Shuttleの「H7 4500BD」ですが、このミニPCは日本Shuttleの製品としては、はじめてブルーレイドライブを搭載したものです。ということで、今回は搭載されているブルーレイドライブを利用して映像を見たりデータの書き込みをしてみたいと思います。 ブルーレイの映像は綺麗だとはよく言われることですが、DVDと比べてどのくらい綺麗なのでしょうか。残念ながら私の自宅にはブルーレイドライブがないため、その綺麗さがさっぱりわかりません。ということで、映像の差を見るために、レンタルビデオショップで、あるアニメ映画の、DVD版とブルーレイ版をそれぞれ借りてきて、24インチのワイド液晶ディスプレイ(解像度は1920×1200)にフルスクリーン表示で再生してみました。 映像を観ると、パっと見ではDVD版もブルーレイ版もさほど変わらないように思えましたが、映像中の輪郭線や動きを細かく見ていくと、DVD版では輪郭線が動きの激しいシーンで多少ぼやけていました。それに対し、ブルーレイ版では同様のシーンでも輪郭線がよりはっきり見えるようになり、動きもなめらかに見えました。映像の差が一番よくわかったのは、最後に流れるスタッフロールです。背景が黒、文字が白という、コントラストがはっきりした部分です。そのスタッフロールをブルーレイで見ると、文字の輪郭がくっきりと見えるんです。ブルーレイ版を見た後に、DVD版で同じスタッフロールを見ると、文字の輪郭が少しぼやけたように感じました。 さて市場では、対応メディアも登場しています。価格は前回紹介したようにBD-RE(2倍速書き込み対応)の20枚組は約6,500〜6,800円、BD-R(4倍速書き込み対応)の20枚組は約5,200〜5800円といったところ。次はブルーレイのメディアを使って、データの書き込みをしてみます。私は編集部の近くにある家電量販店でデータ用のBD-RE(Ver 2.1、片面1層25GB、ソニー製)を買ってきました。価格は980円(ポイント還元率は10%)。BD-REというのはDVDのDVD-RWのようなもので、繰り返し記録ができます。 自分はこれまでDVD-RやDVD-RWにデータを書き込む場合には、専用のソフトを使って書き込みを行っていましたが、Windows Vistaでは「ライブファイルシステム」というものがあり、USBメモリのようにファイルの追加や削除が簡単に行えます。このライブファイルシステムが、ブルーレイにも対応しているということで、ライブファイルシステムを使って書き込みを行ってみます。マイコンピュータでメディアのフォーマットを行うだけで、ファイルをBD-REを入れたドライブにドラッグ&ドロップして追加ができるようになります。H7 4500BDに搭載されているドライブはBD-RE書き込み最大2倍ですが、約2GBのMPEGファイルを追加してみたところ完了するまで6〜8分かかりました。 ところで、借りてきたビデオをフルスクリーンで見ていたときに、メッセンジャーやメールなど、他のウィンドウの状況がわからなくなるのでちょっと困っていたんですが、編集部にいいものがありました。バッファローの7インチワイド液晶のUSB接続モニター「FTD-W71USB」です。 このFTD-W71USBにはACアダプターが付属していますが、今回はUSB接続のみで電力供給を行い、動作させてみました。また、専用ドライバのインストールソフトが本体に内蔵されているため、ドライバのCD-ROMは付属していません。液晶ディスプレイは7インチのワイド。ディスプレイ部分は90度回転させて縦表示にすることができます。表示を変更するには内蔵のユーティリティソフトを使用します。 メインのディスプレイがすべて隠れているときに使うことはもちろん、デスクトップ領域が足りなくなってきたときや、ちょっとしたツールを常時表示させておきたいときなんかには便利です。わたくしは、ショートカットやVistaのガジェット、メッセンジャーのウィンドウをメインディスプレイに表示させておくと邪魔なので、このFTD-W71USBに表示するようにしています。他にもYouTubeの動画を表示させたりなど、いろいろな使い方ができそうです。
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