米ガートナーは、2008年ミニノートPCに関する2つの見解を発表。2008年中に世界全体の出荷実績が520万台に達する見通しであるとしたほか、「100ドル・ラップトップ」は今後3年間では実現困難であるとの見解を示した。 2007年6月に発表され「199ドルPC」として話題を呼んだASUSの「Eee PC」をはじめ、日本HPの「HP 2133 Mini-Note PC」や日本エイサーの「Aspire one」といった低価格な小型ノートPC製品、ミニノートブックが市場で急増する中、ガートナーはその市場性に関する見解を発表。この中で、ミニノートブックの世界全体の出荷実績が、2008年中に520万台に達し、2009年には800万台に達する見通しであることを示した。ミニノートブックは元来、教育分野向けの低コストPCとして開発されたが、2007年末以降は対象市場が一般消費者および一部のビジネス・ユーザーにまで拡大している。ガートナーは、ミニノートブックの最も大きな成長の可能性があるセグメントは一般消費者分野であると考え、将来的にはこのセグメントが全ミニノートブックのおよそ70%を占めると予測。ミニノートブック市場は今後も堅調な成長が見込まれ、2012年には出荷台数が2,600万台に、ベスト・ケース・シナリオでは5,000万台に上る可能性があると予想している。 また、実現が期待される100ドル前後の超低価格ミニノート、いわゆる「100ドル・ラップトップ」については、今後3年の間に現実的なターゲットになることはないとする見解を示した。同社では、ミニノートブックに対する需要の高まりと構成部品価格の低下から、価格は今後2〜3年間で10〜15%低下する可能性があるとする一方で、パッケージング、アセンブリ、ソフトウェアのコストは変化しそうにないとしている。また、継続的な価格の低下は重要であるとしながらも、関連企業が100ドルの壁を越えることに集中し過ぎてしまうと、ミニノートブックに関するその他の問題がなおざりになってしまう危険性があると警告している。 なお、同社ではミニノートブックを「画面サイズが5〜10インチのモバイル・コンピューティング・デバイスで、Windows XPやLinuxなど、クライアントPC OSをフルバージョンで実装するもの」と定義している。
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