アドビシステムズは14日、Adobe Flashテクノロジで作成されたビデオコンテンツを不正使用から守るコンテンツ保護ソリューション「Adobe Flash Media Rights Management Server」の提供を開始した。価格は1CPUあたり546万円。
Adobe Flash Media Rights Management Serverは、オンラインとオフラインの両方で視聴されるビデオの配信と保護を必要とする放送局やメディア企業を対象とした製品で、Adobe Media PlayerやAdobe AIR上で実行されるビデオアプリケーションや様々なタイプのメディア配信ワークフローに組み込める。Flash Media Rights Management Serverを使用することで、ダウンロード後にローカルで再生されるFlash VideoやF4V形式の音声、およびビデオファイルを暗号化し、ポリシーを設定できる。また、サービスプロバイダはユーザーによるアクセスやメディアの有効期限を規定するパラメータの範囲を指定できるほか、カスタマイズ可能な著作権管理を通じてファイルの配信後にも使用権を変更できる。さらに、Adobe Media Playerに含まれる保護機能はメディアプロバイダーの同意なしにコンテンツが再使用されたり、編集されたりすることを防ぐ。
《富永ジュン》