アラクサラネットワークスとインターネットイニシアティブ(IIJ)は21日に、造幣局の基幹ネットワークを共同で構築したことを発表した。 造幣局では、今回の基幹ネットワーク更新にあたり、将来のネットワーク高度化に備え、高信頼化、グリーンITの推進(環境負荷の軽減と運用コスト削減)、既設インフラの投資保護と広帯域化、IPv6対応の4点を重視したネットワークシステム構築を行ったとのこと。 IIJは、WAN回線をはじめ、インターネット環境やファイアウォール等のセキュリティシステムなど、従来より造幣局のネットワーク全般をサポートしてきた。その実績やノウハウが評価されたことによる。同様にアラクサラ製品は、システム全体の確実な冗長化、低消費電力機器、IPv6対応といった点が特に評価され採用となったもの。 共同構築を行ったのは、本局(大阪市)・東京支局・広島支局の基幹ネットワーク部分で、AX6308S/6304S(IPv6対応マルチレイヤースイッチ、最大192本のGbEインターフェイスを搭載可能)、AX3630S(コンパクト・ギガビットマルチレイヤースイッチ)などが使用された。