モニターの薄さや大きさが競われているテレビ市場だが、「独自路線を狙ってこんな機能を盛り込んでみた」、というようなテレビの付加機能に注目してみた。比較してみると、テレビにどんな付加機能を盛り込んでいるかは各社まちまちだ。中には、日本にはなく、米国のみ提供していてる機能もあるので紹介しよう。■iPodドック搭載テレビ「JVC P-Series」(米国販売モデルのみ) JVCの新しいモデル「JVC P-Series」(32〜52インチ)にiPodドックが搭載された。iPodの中のビデオコンテンツを液晶テレビ(LCD)に表示できるように、iPodのドックがテレビの前面に組み込まれている。大画面のテレビに表示するとなると、ある程度高ビットレートのコンテンツが必要になる。■テレビでYouTubeが見られる「VIERA CAST」 Panasonicでは、インターネット接続用ができるテレビ「VIERA CAST」を紹介している。これは、今年の春から北米で提供予定のサービスだ。真ん中に表示されている部分がテレビの映像で、インターネットとテレビが一つの画面で共存している。YouTubeやPicasaのコンテンツも見ることができ、特にYouTubeは、テレビのリモコンで操作しやすいようにユーザインタフェースがテレビ用にカスタマイズされている。これは、昨年日本で始まったテレビ向けネット接続サービスの「アクトビラ」のようだ。■家電リモコンを1つに集約する規格「Control4」 テレビやデジタルレコーダ、衛星チューナーなど、機器ごとにあるリモコンを1つに集めてしまう「Control4」という規格で、SONYやDENON、Panasonic、Pioneerなどが賛同している。テレビの付加機能とはちょっと違うが、コレがあったら、リビングがリモコンだらけにならずに済みそうだ。