無料タブロイド紙「東京IT新聞」を発行するトレンドアクセスが18日、2007年ITキーワード番付を発表。東西合わせて20個のキーワードが並んだ。 同番付は東京IT新聞の記者および編集スタッフが独自に選出したもの。西の横綱には「iPhone・iPod touch」、東の横綱には「ニコニコ動画」がそれぞれ選ばれている。 同編集部は総評で「エンタテインメントの側面からアプローチしたことによりモバイルの新たな可能性を生み出し」たとiPhone、iPod touchを評価。スマートフォンであるiPhoneも、Wi-Fiを搭載し、ネットサーフなども可能なiPod touchも端末的な性格を持ち合わせているという点で類似しており、その側面をくんでの同時受賞となっているということになりそうだ。 ニコニコ動画に関しては「web2.0の定着と進化の進行」の一例として評価。東の大関に格付けされた「Twitter」と合わせて、2007年を代表するweb2.0サービスと位置づけられている。なお、同じく今年話題を呼んだwebサービス「セカンドライフ」は今回の番付には登場していないものの、セカンドライフに代表される3D空間サービスを指す「メタバース」は前頭六枚目にランクインした。 横綱以下の番付は以下のとおり。 ・大関:(西)PASMO/(東)Twitter・関脇:(西)ホワイトプラン/(東)Android・小結:(西)MVNO/(東)SaaS・ASP・前頭一:(西)内部統制・J-SOX/(東)クリエイティブコモンズ・前頭二:(西)初音ミク/(東)脳内メーカー・前頭三:(西)OpenSocial/(東)Facebook・前頭四:(西)GPS/(東)RIA・前頭五:(西)ネットカフェ難民/(東)ミクシィ疲れ・ミクシィ症候群・前頭六:(西)メタバース/(東)ティーザーサイト