沖電気工業は15日、NTTの次世代ネットワーク(NGN)フィールドトライアルにおいて、イー・アクセスと共同で「PC向け高画質映像配信サービス」のトライアルを実施した。 同トライアルは、イー・アクセスのネットワークをNGNに接続することにより、同社が配信する高画質ハイビジョン映像を家庭の端末で再生するサービスを実現するというもの。沖電気好評は同社の映像配信統合プラットフォーム「OKI MediaServer」をイー・アクセスのデータセンターに設置し、端末側の「映像再生アプリケーション」の提供を行った。 OKI MediaServerでは、「eえいぞう」技術を用いてエンコードしたH.264 HDフォーマット、ビットレート10〜14Mbpsのコンテンツを使い、放送型マルチキャスト配信やビデオ・オンデマンド(VOD)型ユニキャスト配信による映像のパソコン上での視聴が可能だ。今回のトライアルにあたり、NGNでの映像配信を可能とする新開発の優先制御技術を搭載した。また、映像再生アプリケーションでは、放送型マルチキャスト配信とVOD型ユニキャスト配信のいずれでも優先制御に対応する。