日本テキサス・インスツルメンツは7日、同社の16ビットRISC型超低消費電力マイコン「MSP430」用の開発ツール「eZ430-RF2500」を発表した。参考価格は7,000円。12月より販売が開始される予定だ。なお、ターゲット・ボード「eZ430-RF2500T」は2008年より個別販売される。 eZ430-RF2500は、USB経由でPCに接続するデバッグ・インターフェイス「eZ430-RFエミュレータ」、MSP430と2.4GHz無線用IC「CC2500」を搭載した2枚のターゲット・ボード「eZ430-RF2500T」、ターゲット・ボード用電池ボックスの3種類のパーツから構成されたUSBスティック型の開発ツール。2枚のターゲット・ボード間で無線通信をシミュレーションできるため、eZ430-RF2500のみで独立したワイヤレス製品の開発が可能だ。 USBスティック・インターフェイスはドライバ・ソフトウェアなしでPCのポートに接続可能なほか、eZ430-RF2500Tへの直接接続もできる。また、電池ボックスに単4乾電池2個を装着することでターゲット・ボードをスタンドアロン・システムとして動作させられる。さらに業界標準の2.54mmピッチのスルーホール・ピン・コネクタによってターゲット・ボードに外付け部品や既存のシステムを簡単に接続できるのも特徴のひとつだ。 対応OSはWindows XP/2000。同社では、各種組み込み用ローパワー・システムの開発に適しているとしている。