フュートレックは5日より、NTTドコモ905iシリーズの音声認識機能仕様に対応したバックエンドサーバのソフトウェアの提供を開始した。 NTTドコモ905iシリーズ(日本電気、三菱電機、シャープ、パナソニックモバイル製)には、フュートレック製の音声認識フロントエンドが搭載されており、音声認識バックエンドとの連携により高精度な音声認識が可能となっている。音声認識バックエンドは、ユーザからの要求に対して、データの処理を行い、その結果をユーザに送信するためのものとなる。 フュートレックは、2006年12月に国際電気通信基礎技術研究所(ATR)と業務提携契約を行い、ATRが開発した音声認識技術とフュートレックグループが保有するサーバシステム開発技術を融合させ、携帯電話での音声認識を実用化した。この音声認識技術では、音声認識処理を1つの機器ではなく、端末側とサーバ側に機能を分けて、音声処理をする「分散音声認識技術」を採用しているのが特徴となる。