エキサイトは、30日、平成20年3月期の中間業績の発表において、通期の純利益が11億のマイナスとなる下方修正を行った。 発表では、売上は前年中間期から14.5%のプラス成長をみせているものの、売上原価の部分で、収益率のよい広告収入の伸び悩み、コンテンツの仕入れ新規ビジネスへの投資などにより課題を残す結果となったとしている。しかし、半期決算で13億の赤字、通期で11億の業績予想という下方修正は、投資有価証券と関係会社株式の評価損による特別損失の計上が大きい要因となっている。この2つの特別損失のほか、韓流タレントグッズのEC事業の撤退などによる棚卸資産の棄損による損失の合計は10億2千万円となっている。 有価証券、会社株式の評価損の対象銘柄は、クロスネットワーク、ADVFNジャパン、Excel Mobile Investment Limited、トランスメディアGPとなっている。 なお、9月に発表を行っているインターネットで海外拠出金取引などを行う「エキサイトFX」については、予定通り12月にサービスインをするとしている。