シスコシステムズは22日、既設のHFC(光ファイバ同軸ハイブリッド)網を変更することなく最大320Mbpsの通信が可能なケーブル事業者向けワイドバンドソリューションを発表した。 同ソリューションは、CMTS(ケーブルモデムターミネーションシステム)ソリューション「Cisco uBR10012 CMTS」に下り最大120Mbpsのサイエンティフィック・アトランタ製3チャンネルケーブルモデム「DPC2505」、または下り最大320Mbpsのシスコ・リンクシス製8チャンネルケーブルモデム「Linksys WCM300-JP」を組み合わせたもの。 Cisco uBR10012 CMTSは、ワイドバンド向けのSPA(共有ポートアダプタ)とSIP(SPAインターフェイスプロセッサ)を搭載することにより、収容能力を従来比2倍以上の88DSに拡張した。また、将来のケーブル事業者データ通信標準技術仕様のグローバル標準といわれるDOCSIS3.0にも対応する予定だ。DPC2505とLinksys WCM300-JPは、DOCSIS3.0のパケットボンディング技術を採用し、DOCSIS3.0環境に移行しても継続利用が可能となっている。 今回発表された新ソリューションを採用したケーブル事業者は以下の通り。・株式会社アイティービー・入間ケーブルテレビ株式会社・株式会社倉敷ケーブルテレビ・ケーブルネット埼玉株式会社・株式会社ケーブルネット鈴鹿・CTBメディア株式会社・株式会社シー・ティー・ワイ・株式会社シーテック・株式会社ZTV・中部ケーブルネットワーク株式会社・財団法人東京ケーブルビジョン・東京ベイネットワーク株式会社・豊島ケーブルネットワーク株式会社・ひまわりネットワーク株式会社・株式会社ふれあいチャンネル