説明を担当した日本アルカテル・ルーセント株式会社 IP事業部 マネージャーの田中厚氏は「トリプルプレイ関連技術ではQoS(Quality of Service:サービス品質)の向上が求められている。しかし日本アルカテル・ルーセントが目指す技術はその先を行くQoE(Quality of Experience:体感品質)である」と胸を張る。数値によるデータ通信の保証だけではなく、人間が体感して違和感のないクオリティを目指すというものだ。そのためにはネットワーク断を発生させない高品質な機器を提供することと、万が一ネットワーク断が発生した場合でも、冗長性のみに頼らない確実な復帰性能が求められる。デモンストレーションはまさにこの証明であった。日本アルカテル・ルーセントが「サービス・ルータ」という呼称を使う理由はそこにある。通信品質だけではなく、サービス品質も守るルータを提供するという意味だ。