シャープは16日、北米市場向けの液晶モジュールと液晶テレビの生産拠点であるメキシコ工場(シャープ・エレクトロニカ・メキシコ 略称:SEMEX)内に第2工場を新たに建設、その開所式を10月15日に実施したと発表。北米で需要が拡大する大型液晶テレビの生産能力を大幅に増強する。 北米市場ではここ数年、液晶テレビの需要が拡大しており、2007年度は前年比1.5倍の約2,300万台が見込まれているという。また、ハイビジョン放送の普及にともない、大型のフルHD対応機の需要が、さらに伸びると期待されている。 メキシコ工場の生産能力は、第2工場の操業開始時には月産20万台だが、北米市場の液晶テレビの旺盛な需要拡大にあわせて、2009年度には月産40万台にまで順次生産能力の増強を図る。●メキシコ工場の概要会 社 名:Sharp Electronica Mexico S.A. de C.V.(略称:SEMEX)所 在 地:メキシコ共和国 バハ・カリフォルニア州 ロサリト事業内容:液晶モジュールおよび液晶テレビの製造・販売等生産台数:月産20万台 (2009年度月産40万台まで順次拡大)従業員数:約2,300名(2009年度約4,000名まで増員)敷地面積:199,000m2建物面積:97,000m2 (内、第2工場55,000m2)総投資額:約300百万USドル(約337億円) 内、第2工場総投資額は約170百万USドル(約190億円)