フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは12日、ARM11プラットフォームベースのi.MX31アプリケーションプロセッサが米国車載電子部品評議会(AEC:Automotive Electronics Council)のQ100認証(AEC-Q100)を取得したと発表した。 i.MX31は、最大400MHzの処理性能とL2キャッシュなどのメモリシステムを特徴とする車載グレード・プロセッサ。ハンズフリーの電話操作や音声認識、高速データ転送といった機能を実現し、携帯電話やポータブル・メディア・プレイヤーなどの民生用機器と車載機器とのシームレスな接続が可能だ。今回、AEC基準に準拠したことにより、車載環境においての安定した品質と信頼性が保証されたこととなる。 なお、i.MXベース車載アプリケーション「Sync」を搭載したフォードの2008年型モデルが9月の後半に米国内で発売される予定だ。Syncは、1月にフォードとマイクロソフトが共同で発表した、車載用情報機器のためのプラットフォーム構想。