松下電器産業は11日、オキシライド乾電池を動力にした車で世界最速を目指す「OXYRIDE SPEED CHALLENGE(オキシライドスピードチャレンジ)」の開催を発表。 オキシライド乾電池は、アルカリ乾電池に比べてパワフルで長持ちするのが特徴で、デジタルカメラやモーター使用機器など、大きな電力を必要とする機器への使用に最適だとしている。04年4月の発売以来、オキシライド乾電池を動力とした有人飛行機を製作するなど、同社はオキシライド乾電池の可能性や将来性をアピールしてきた。 今回、ソーラーカー開発において高い技術を有する大阪産業大学と合同チームを結成。7月の完成を目標に、オキシライド乾電池の単3形を動力とした車を製作し、走行記録会を実施するという。そして「市販乾電池を動力とする世界最速の車」としてギネス世界記録への申請を目標としている。車の材質はCFRP製で、ドライバーは1名。目標速度は時速100km以上だという。