「アジアITビジネス研究会」は、アジア地域での国境を越えたビジネスの活性化などを図る目的で設立されたNPO法人である。また、同NPOの顧問を務める趙氏は、日韓における企業の市場調査や事業進出支援などを多数手がけ、両国のIT市場に非常に詳しいプロデューサーである。本講演では、韓国インターネット/モバイルの利用状況から、韓国国民を夢中にさせているUCC(User Created Contents:ユーザー参加型コンテンツ)まで、韓国におけるありとあらゆるWeb 2.0サービスが紹介された。
昨年2006年は第2ラウンドに位置付けされる年で、「PandoraTV」や「AFREECA」など、UCCからさらにSCC(Seller Created Contents)、PCC(Proteur Created Contents;Proteurはプロとアマチュアの間を表す造語)といったビジネスに直結する動画配信などが活発化した。こうした動画配信の活発化で「地上波視聴率が大幅下落した」(趙氏)。