東芝松下ディスプレイテクノロジーは14日、広視野角と高速応答を両立できるタイプのディスプレイ「OCB(Optically Compensated Bend)液晶」に、外光下でも見やすい半透過技術を組み合わせた4.3型半透過OCB液晶ディスプレイの開発を発表した。 視野角と応答性に優れるOCB液晶は、同社が05年に量産化に成功し、ディスプレイとして製品化されてきた。今回、電極構成の異なる透過部と反射部で性能の最適化が可能となる半透過光学設計技術と駆動方式を開発。OCB液晶と半透過技術を組み合わせることにより、広視野角と高速性能を維持しつつ、透過、反射のいずれのモードでも高い視認性と動画特性を実現。モバイル用途に適した、直射日光下での視認性が向上している。また、応答性能としては、透過モードでは従来の広視野角、高速応答性能をもち、反射モードにおいては2.4mm/秒という高速応答を実現した。