日本電気(NEC)は20日、シンクライアントシステムにおけるサーバの運用やOS・アプリケーション・データなどの管理を一括して行うマネージドサービス「セキュアシンクライアントサービス」の提供を開始した。 本サービスは、2006年11月に発表された新仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」を利用したもので、同システムの特徴となっている高品質なIP電話機能もマネージドサービスとして提供可能となっているという。 このサービスでは、NECのデータセンターに設置されたシンクライアント用サーバを顧客企業が利用し、シンクライアント端末の増減に伴うサーバの設定やセキュリティ・障害の対応など一連のサーバ管理をNECが実施する「ホスティングタイプ」と、顧客企業内に設置されたシンクライアント用サーバをNECが遠隔で監視・管理する「リモート管理タイプ」の2タイプを用意している。 各タイプの特徴は以下のとおり。●ホスティングタイプ・NECのデータセンターに設置したシンクライアント用サーバを利用し、シンクライアント端末の増減に伴うサーバの環境設定、パッチ適用、ウィルスチェック、データのバックアップ、サーバの障害監視・対応などをNECの専門要員が実施・最新のセキュリティ対策が整備されたシステム環境により、自宅や外出先などで利用するシンクライアント端末からサーバに安心してリモート接続が可能・シンクライアント端末「US100」とともに、IP電話機能の利用を可能とするSIP対応IPテレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」の管理も加えたマネージドサービスをオプションで提供・月額料金:シンクライアント環境1台あたり14,700円(1,000ID利用時)●リモート管理タイプ・顧客企業内に設置されたシンクライアント用サーバを、NECの専門要員が遠隔から監視・管理。シンクライアント用サーバの障害を監視するリモート監視サービス、シンクライアント端末の増減に伴うサーバの環境設定、パッチ適用やセキュリティ管理などを行うリモート運用管理サービスから構成される。・月額料金:シンクライアント用サーバ1台と専用管理サーバ1台を1セットとし73,500円から