ヤフーは20日、同社の「Yahoo!あんしんねっと」が調査した、子どものインターネット利用に関するアンケート結果を発表した。今回対象になったのは、「Yahoo!リサーチ・モニター」登録者のうち、小学4年生〜高校生の子どもをもつ全国の保護者(男女)。 今回のアンケートでは、有害サイト(ポルノ、出会い系、暴力的な画像、反社会的行為の助長、自殺の肯定などが出てくるサイトなど)を子どもに見せないために有効なフィルタリングサービスの利用率が、16.1パーセントとかなり低いことが判明した。今回のアンケートで同時に子ども向けに行われた設問で、45.3パーセントの子どもが有害サイトを目にしたことがあると答えているにもかかわらず、フィルタリングサービスが活用されていない現状が浮き彫りとなった。 なお、フィルタリングサービスを利用していない理由としては、1位「子どもがインターネットをするときには保護者が近くにいるから」、2位「どのフィルタリングサービス/ソフトがよいかわからないから」、3位「自分の子どもは有害なサイトを見ていないから」となっている。また、実際に有害サイトを見たことがある子どもが45.3パーセントなのに対し、子どもが有害サイトの閲覧経験があると認識している保護者は31.6パーセントとズレがあることも判明。もっと保護者が認識を改めて、気を遣わなければならないようである。 アンケートの詳細は、以下のとおり。【子どものインターネット利用に関するアンケート】・調査期間:2月9日〜2月13日・調査対象:Yahoo!リサーチ・モニター(全国の小学4年生〜高校生の第1子を持つ保護者<男女>)・調査方法:ウェブ上でのアンケート・回答者数:31,962人【アンケート結果(一部抜粋)】■「お子様(第一子)がお使いになるパソコンで、フィルタリングサービス/フィルタリングソフトを現在利用していますか」・現在利用している:16.1%・サービス認知、過去利用経験あり、現在利用していない:5.7%・サービス認知、過去利用経験なし、今後興味あり:39.0%・サービス認知、過去利用経験なし、今後興味なし:24.6%・サービス非認知:14.7%■あなたのお子様(第一子)は、これまでパソコンのインターネットを利用していて、子どもに不適切なサイト(ポルノ、出会い系、暴力的な画像、反社会的行為の助長、自殺の肯定などが出てくるサイト)を目にしたことがありましたか(あったと思いますか)。・よくあった/あったと思う:4.7%・たまにあった/あったと思う:26.9%・なかった/なかったと思う:58.8%・わからない:9.7%■あなた(お子様)は、これまでパソコンのインターネットを利用していて、見たくない、目にしたくないサイト(ポルノ、出会い系、暴力的な画像、反社会的行為の助長、自殺の肯定などが出てくるサイト)を目にしたことがありましたか。(※この質問は、お子様がいる方は、お子様(第一子)にお聞きになって、お子様の回答をご記入ください)・よくあった:6.3%・たまにあった:39.0%・なかった:54.6%