三菱電機は15日、パケット暗号通信の業界標準規格「IPsec v2」に準拠し、10Gbitイーサネットの設計上の最大転送速度で処理可能な暗号通信(VPN)装置を世界で初めて開発したと発表した。 本装置は、新開発のパケット暗号処理方式により暗号化と認証の処理時間を短縮させたのが特徴となっており、ロングパケットに比べて処理効率が悪いショートパケットにおいても、10Gbitイーサネットのワイヤスピードで転送可能だとしている。 また、今後はより多くの暗号アルゴリズムに対応させ、2008年度を目標に個別案件に対応した製品展開を行う予定だとしている。