ウィンタースポーツはしたいが、メールチェックもしないとまずい。そんなネットジャンキーなあなたにピッタリなのが、標高1,650メートルの八千穂高原スキー場ゲレンデに徒歩1分の位置にある宿「閑人舎」だ。この宿にはFREESPOTによる無線LAN環境が設置されており、宿泊者に開放されている。編集部の調査によると、おそらくここが国内で最も標高の高いFREESPOTなのだ。 東京方面からは、中央自動車道「長坂」インター、または上信越自動車道「佐久」インターから国道141号線を使って八ヶ岳エリアに向かう。どちらも東京中心部からの所要時間は3時間に満たない。 お気楽にいくなら長野新幹線を使って佐久平まで行くか中央本線を使って小淵沢に行き、レンタカーで向かうという手もある。帰路に渋滞が予想される場合はおすすめのルートだ。 宿に到着するやいなや、早速ネットへの接続を試みる。ADSL接続で下り300kbpsに満たない接続スピードだが、地理条件を考えると、つながるだけでもありがたいと考えるべきだろう。また、携帯電話はつながるのだが、ウィルコムのアンテナは1km以上も離れている。AIR-EDGEを使うのも現実的ではない。 なお、アクセスポイントは階段に近い2階の書庫上に置かれているため、2階客室内でのコネクションはもちろん1階のホールでも接続可能だ。ただし、共有回線なのでSkypeでの長電話などは避けるのがマナーだ。 外は一面の雪景色。パソコンを閉じたら数分後には滑りだせるこの環境なのに、ゲレンデは大変すいているし、美味しいお酒と囲炉裏端の食事、24時間入浴可能なお風呂もある。 この八千穂高原は八ヶ岳中信高原国定公園内にあり、白樺樹林などの風景を題材にフォトコンテストなども多数実施されるなどフォトグラファーの間では有名な撮影エリアだ。その意味では、パソコンにもデジカメにも優しい宿だと言えるだろう。