マイクロソフトは15日、30日に一般発売が開始されるWindows Vistaと2007 Office Systemに関して、一般市場向けに展開する各種施策について説明を行なった。 まず登壇した同社の代表執行役社長のダレン・ヒューストン氏は、「Windows Vista/2007 Office Systemの発売によって世界が変わる」という従来からのメッセージを改めて訴えたのに加え、これまでのWindowsが果たしてきた役割を改めて整理し、Vistaの位置づけを明確化して見せた。それによると、「Windows 95は、それまで情報システム部門などの専門家が扱っていたPCをユーザーが使えるようにし、“本格的なPCの民主化”を実現した。Windows XPは、無線LAN接続やブロードバンド接続を標準化し、“インターネット時代のためのPC”を実現した。XP SP2では、セキュリティ機能や自動更新が実現され、安全性が高まった。これに続くWindows Vistaでは、“よりシンプルに、より使いやすく、よりセキュアなPC”が実現される」という。また、同氏は「Windows Vistaは“テラバイト級PC”の時代の到来に対応する」とも語っている。 続いて登壇した同社Windows本部 本部長のジェイ・ジェイミソン氏は、マーケティング面でのメッセージとなるWindows Vistaのタグラインが「新世代プレミアム」となることを明らかにした。さらに、一般ユーザー向けのWindows Vistaの訴求ポイントが「プレミアム デジタルライフ」であることを紹介した。合わせて、「プレミアムデジタルライフをいち早く満喫」と銘打った「Windows Vista新世代プレミアムキャンペーン」を行なうことも紹介された。 また、同日付でWindows VistaプリインストールPCがPCベンダー各社より一斉に発表されている。いわゆる春モデルの新機種で、本日付で発表されたのは18社計247機種あるという。会場では、ソニー、デル、東芝、NEC、日本HP、日立、富士通、レノボの各社の代表者も次々登壇し、Windows Vista搭載の新機種や今後の製品計画などが紹介された。