「フュージョンでSkype」サービスは愛称で、正式名称は「FUSION IP-Phone for Skype」となる。このサービスは、フュージョンが提供するIP-PhoneサービスとSkypeを連携させるもので、050番号のIP電話とSkypeの間での相互通話が実現する。
フュージョンでは、以前から050番号への着信をSkypeに転送する「Multi-Gateway for Skype」サービスを提供してきたが、フュージョンでSkypeは、この仕組みを利用し、050番号からSkypeへの発信に関しては、サーバ側から050番号へコールバックさせる形とすることで双方向の接続を実現したものだ。
また、このサービスの利用には、「Multi-Gateway for Skype」と「FUSION IP-Phone for Skype」の2種類のソフトウェアをPCにインストールして利用する必要があり、配布は1月15日より開始される。月額基本料金は399円(税込)で、通話料はFUSION IP-Phoneの通話料に準じる。支払い方法は、クレジットカード払いとなる。
なお、Skype日本オフィス General Managerの岩田真一氏は、「Skypeはグローバルなエコシステムを構築し、パートナーとWin-Winの関係を築くことを重視している」と語り、今回のサービス提供がSkype、フュージョン、そしてハードウェアを提供するウェルトーンの3社すべてにメリットがあることを強調した。また、国内でのパートナーシップに関しても、「Skypeではグローバルにビジネスを展開している都合上、どうしても国ごとの事情に合わせたきめ細かな対応は遅れがちだ」とし、支払い方法などについてユーザから要望を受けていることを紹介し、今回のサービスのようなパートナーシップによってユーザの不満を解消することに今後も積極的に取り組んでいくことを明らかにした。
《渡邉利和》