NECエレクトロニクスは10日、MP3、AAC、WMA形式の音楽が再生できる携帯電話向けオーディオプロセッサ「AP131」のサンプル出荷を同日より開始したと発表した。サンプル出荷価格は1,000円で、すでに量産体制が整えられており、年度内には月産100万個の生産が計画されている。 再生できるのは、Windows Media PlayerやiTunesなどでエンコードされたMP3、AAC、WMA形式の音楽ファイル。SDオーディオ形式にも対応し、非常に幅広い。 また、現在、携帯電話では、ベースバンドLSIやアプリケーションプロセッサを利用して音楽の再生処理が行われており、これが原因で電池の消耗が激しい。このオーディオプロセッサは、細かい電力制御が可能で、現行機種よりも10時間長い60時間の連続再生が可能だとしている。 サラウンド再生機能も内蔵されており、臨場感あふれる音楽の再生が可能。ほか、ベースバンドLSIに依存しないため、開発における組み込みが容易であるなどの利点が挙げられている。●再生できる音楽形式・SDオーディオ 対応オーディオ・フォーマット:AAC、MP3・WMA(ASF) 対応オーディオ・フォーマット:WMA 対応ファイル:拡張子がasfのファイル・MP4(AAC) 対応オーディオ・フォーマット:AACLC、HE-AAC、 Enhanced aacPlus 対応ファイル:拡張子がmp4、m4a、3gp、3g2のファイル・MP3 対応オーディオ・フォーマット:MPEG1 Layer3、MPEG2 Layer3 対応ファイル:拡張子がmp3のファイル