TOKYO FMが12月1日から実用化試験放送を開始したデジタルラジオ放送。後編では、TOKYO FMのデジタルラジオのチャンネルや番組について、そして公開生放送となった、記念すべき最初の放送「Choppaya(チョッパヤ)!」の模様をお届けする。
TOKYO FMのデジタルラジオでは、3チャンネルが用意されている。701chの「AGGRESSIVE LIFE STYLE CHANNEL」は、最新ヒットチャートなど最先端の音楽シーンを扱う。702chの「HIGH QUALITY CHANNEL」は、音楽を愛するDJたちが数ある作品から良質な音楽だけを厳選して届けるという内容だ。そして、703chの「NEWS CHANNEL」は、10分ごとに政治・経済からスポーツ・芸能までの幅広い内容を扱った最新ニュースを届けるチャンネルだ。また番組としては、701chには今回生放送された「Choppaya!」(月〜金の12〜13時放送)のほか、丸山周氏ほかがDJを務める音楽番組「ROCK TRAIN」(月〜金の7〜9時)がある。702chには、カリスマとしてあがめられているピーター・バラカン氏らが厳選した曲を届ける「PREMIUM ZONE DJ」(月〜金の12〜14時)と、中村真理さんらがDJを務める洋楽ビデオクリッププログラム「MUSIC WATCH」(月〜金の18〜19時)だ(試験放送なので、24時間常に番組が用意されているわけではない)。
ちなみに今回の放送は、一般の方は視聴できないにもかかわらず、ゲストとして男女4人組のアーティスト「ジン」や、モデル兼DJとして活躍する福田明子さんが登場し、なんとももったいない限り。TOKYO FMの現行のアナログ放送の同時間帯に放送していた番組「A'll that RADIO」と相互乗り入れして、パーソナリティの赤坂泰彦氏と山蔭氏がトークをしたところは、唯一一般の方々にもデジタルラジオ放送の番組が試験放送されているのを実際に知ることのできた瞬間だったはずだ。