21日より9日間にわたって開催された第19回東京国際映画祭のクロージングイベントが29日、渋谷のBunkamuraオーチャードホールにて開催された。 会場に設置されたレッドカーペットには、クロージングセレモニーに出席するゲストや審査委員らが登場。「犬神家の一族」の出演者が大型リムジン3台に分乗して駆けつけ、女優の松嶋菜々子や深田恭子らがリムジンを降りると、その華麗な姿に観衆からはため息が漏れた。 クロージングセレモニーでは、オープニング同様にジョン・カビラ、久保純子が司会を務め、黒澤明賞、日本映画・ある視点・作品賞と特別賞、コンペティション各賞、東京サクラグランプリ審査員特別賞、最優秀監督賞、最優秀女優賞、最優秀男優賞、最優秀芸術貢献賞の発表が行われた。 また、クロージングセレモニー終了後には、市川崑監督自らが石坂浩二主演で30年ぶりにリメイクしたことでも話題の映画「犬神家の一族」の舞台挨拶とワールドプレミア上映が行われた。舞台挨拶では、同作品が昨日に仕上がったばかりというエピソードが明かされた。 クロージングセレモニーおよび「犬神家の一族」舞台挨拶の詳細は、後日お届けする。