日本ビクターは、会場内にそれぞれ展示の異なる4つのブースを設けている。●メインブース 同社ブース内で1番大きなメインブースでは、コーンに木材を使った「ウッドコーンスピーカー」の展示を前面に打ち出し、そのほかのAV機器や新技術を用いた参考出品を所狭しと配置。テレビやポータブルプレーヤーなどの特徴を体感できるブース作りとなっている。 新技術の参考出品では、先日発表された「呼吸球式スピーカー」のほか、2chスピーカーを自分の目前に置くことで小音量でサラウンドが楽しめる「ニアスピーカーサラウンド技術」の展示など、同フェスタならではの展示が見受けられた。 このほか、参考出品ではあるが1万円前後で提供する予定だという「ノイズキャンセルヘッドホン」や、AVアンプを用意することなくヘッドホンで各種サラウンドフォーマットを楽しめる「ヘッドホンサラウンドアダプター」といった、ヘッドホン関連の製品も目立った。●カーAVゾーン こちらでは、車載用のウッドコーンスピーカーを搭載した実車を展示。実際に乗り込んで音の良さなどを体感できる。また、参考出品としてアンテナの小ささが特徴となったワンセグチューナーを出展している。 また、ホンダの二輪車向け純正パーツとなっているオーディオシステムも展示。バイクとの調和を考え、ホンダと共同開発されたこのスピーカーはなかなかお目にかかれないアイテムなので、ライダー必見といえるだろう。●ホームシアターゾーン、視聴ゾーン ホームシアターゾーンには、今までのハイビジョン対応液晶プロジェクターと、フルHD対応液晶プロジェクター「DLA-HD NEW(仮称)」の投射比較を実施。また、評論家によるD-ILAホームシアタープロジェクターについての特別講演も行われる。 試聴ルームでは1時間分おきに「ウッドコーンスピーカー」と「呼吸球式スピーカー」の試聴会を実施。それぞれ開発者による技術説明を交えながら、スピーカーの持つポテンシャルに振れることができる。