NEC、ワークステーションに水冷モデルとデュアルコアXeonモデルを追加

　NECは本日、同社のビジネス向けワークステーションの新ブランド「SEGUENTE（セグエンテ）」を発表し、製品ラインナップに水冷式静音ワークステーション「Express5800/54Ca」とデュアルコアIntel Xeonを搭載したハイエンドワークステーション「Express5800/56Xd」を追加した。

　すでに発売されている「Express5800/51Ld」、「同53Xc」、「同54Xd」、「56Xd」、Ardence用ワークステーション、オンエア・ワークステーションに加え、今回発表された「同54Ca」と「同56Xd」の8製品をSEGUENTEブランドで展開し、今年度の出荷予定台数は前年度の150％となる約7万台を見込むとした。

　Express5800/54Caは、水冷液リザーブタンクと水冷式ポンプ、受熱部を一体化し、ラジエータ容量を480平方センチと従来モデルの約3分の2のサイズにまで小型化した、新開発の小型水冷式CPU冷却ユニットを採用した省スペース型ワークステーション。筐体背面と電源ユニットに合計3基の大口径冷却ファンを備えるほか、筐体中央に筐体内部の空気をかき混ぜることを目的としたファンを1基設置することで、約27リットルとコンパクトな筐体サイズながらも稼働音を約35dBにまで抑えることに成功した。また、水冷ユニットからの液漏れやポンプの故障を検出する監視ソフトウェア「ESMPRO」を搭載する。

　搭載マザーボードのチップセットはIntel 955X。カスタマイズに対応する。仕様は、CPUがIntel Pentium 4 631（3GHz）/641（3.40GHz）/661（3.60GHz）、メモリがECC対応DDR2 667/533 SDRAM、SATA IIハードディスク、ビデオ機能がQuadro NVS 285/Quadro FX 540/Quadro FX 1500/Quadro FX 3500/Quadro FX 4500、フロッピーディスク、光学ドライブなどを備える。オンボード機能は、USB 2.0、ギガビットLAN、サウンド。OSは、Windows XP Professional、または同x64 Edition。サイズは155×432×400.5mm、重量は14.5kg。

　出荷予定日は7月20日。Pentium 4 631、512MBメモリ、80GB HDD、CD-ROM、Quadro NVS 285、Windows XP Professionalを搭載したベーシックモデルが31万2000円、Pentium 4 661、1GBメモリ、80GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、Quadro FX 4500、Windows XP Professionalを搭載したモデルが67万6000円。

　Express5800/56Xdは、デュアルコアIntel Xeonを搭載し、SAS（Serial Attached SCSI）対応ハードディスクや最大16GBのDDR2 667メモリを搭載可能なハイエンドワークステーション。発売日は8月21日。

　CPUはデュアルコアIntel Xeon 5110（1.60GHz）/5150（2.66GHz）/5160（3GHz）、メモリはECC対応DDR2 667/533 SDRAM /1/2/4GB、SATA IIまたはSASハードディスク、ビデオ機能がQuadro NVS 285/Quadro FX 540/Quadro FX 1500/Quadro FX 3500/Quadro FX 4500、フロッピーディスク、光学ドライブなど。オンボード機能は、USB 2.0、IEEE1394、ギガビットLAN、サウンド。OSは、Windows XP Professional、または同x64 Edition。サイズは220×546.5×544mm、重量は21kg。

　Xeon 5110、1GBメモリ、80GB HDD、CD-ROM、Quadro NVS 285、Windows XP Professional搭載モデルが37万9000円、Xeon 5160、2GBメモリ、73.2GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、Quadro FX 4500、Windows XP Professional搭載モデルが91万2000円。

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