ウイングは、IRIコマース&テクノロジーと共同開発したPC操作ログ取得ASPサービス「ALL Watcher ASP」を、「第3回情報セキュリティーEXPO」に出展しデモを行なった。「ALL Watcher ASP」のターゲットは、クライアント数100以下の中小企業。こうした企業では、PCの台数はそんなに多くないにもかかわらず導入に数百万円かかってしまうケースもあり、ログサーバーの購入やセットアップ、ネットワークの設定にも不安がつきまとう。同製品はそんなユーザーのために、低コスト、簡単、スピーディー(すぐに利用できる)をウリとしている。 「ALL Watcher ASP」が取得可能なログは、ログインの記録、アプリケーションの記録、ファイルアクセスの記録、ファイル操作の記録、印刷の記録、Eメールの記録、インターネットの記録、FTPの記録、画面キャプチャ(※オプション)。ログサーバーを顧客が用意する必要はなく、プログラムを監視対象のPCにインストールするだけで監視がスタートする。具体的にはセットアッププログラムをダウンロードし実行した後再起動すると、その瞬間から監視がスタートするようになっている。また、このほかモバイルPCの監視も可能だという。例えば営業マンがノートパソコンを社外に持ち出す場合でもノートパソコンのなかにログがたまっている。次回そのノートパソコンがネットワークに接続した場合に、そのログがサーバに送られるという仕組みになっている。 さらにデモでは、一例として10台のPCを監視するケースを従来製品と価格面で比較。これまでサーバライセンス、クライアントライセンス、年間保守費用、ログサーバなど概算で初期費用100〜200万円、年間保守費用8万6700円かかっていたが、初期費用1万円程度、半年6万円(PC1台あたり月1000円)の計7万円で監視がスタートできる点をアピールした。
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