米マイクロン・テクノロジーは18日(現地時間)、超小型1.75μピクセルを採用することで、一般的なデジタルカメラの標準サイズである1/2.5型の8Mピクセルイメージセンサーを世界に先駆けて開発したと発表した。サンプル出荷は2006年秋に計画されており、量産開始は2007年前半になる予定。価格についてはサンプル出荷時に決定されるという。 新型センサーは、高解像度の静止画撮影や超高速の画像キャプチャー、鮮やかな高精細動画撮影などが行えるさまざまな機能と特徴が盛り込まれているのが特徴。同社では、「これによりデジタルカメラの世界では、さらなる小型化と高性能化が同時に進んだことになる」としている。 このイメージセンサーでは静止画の連写モードの場合、8Mピクセルのフル解像度で毎秒10フレーム以上、2Mピクセルの解像度なら毎秒30フレーム以上の画像を撮像できるという。また動画では、720pフォーマットで毎秒30フレームに相当する高精細動画を録画することが可能だとしている。 さらに発表の中で同社は、1.4μピクセルのイメージセンサーを開発中であるとして、テストICで撮影した写真もあわせて公開している。同社では、「ピクセルサイズを小型化することにより、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話など小型であることが必須条件の消費者デバイスにおいて、画質を損なうことなく一層の高解像度化が実現可能になる」としている。